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横浜駅にある喜久屋(きくや)のラムボールを再現!レシピ付き

横浜駅にある喜久家のラムボールを作ってみた

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みなさんは喜久屋のラムボールはご存じだろうか?

 

横浜では昔からある老舗の洋菓子店で、有名なお菓子なのだが、私は今まで知らずに生きてきた

 

きっかけはネットサーフィンをしていた時に巡り合ったのだが、見た目は素朴で喫茶店とかで出て来そうな焼き菓子


チョコレートコーティングされたそれは

 

"中はラム酒が染みたスポンジ生地、ラムレーズンやナッツが入っており、ラム酒の香りが漂う"

 

などと関連記事には書かれているではないか

 

 

…これは完全に私の好みとドンピシャなお菓子を見つけてしまった

 

 

実は私、幼い頃干しぶどうが得意ではなかった


"生のぶどう"を知っていたが故に、"干したぶどう"のヴィジュアルを見た時、

 

何故ぶどうを干してしまったのか?

そのまま食べた方が美味しいのに」

 

という憤りを感じたのと、物は試しで干しぶどうを食べた時に

 

 

「やっぱり干してないぶどうの方が美味しい

 

 と思ってから干しぶどうを食べようとは思わなかったのだ

 


それから大人になったある日、とあるバーでお酒を嗜んでいた時、つまみとしてドライフルーツが出され、そこに枝の付いた干しぶどうがあった


なんとなしにそれをつまみ、お酒(ワインだった)を呑んだ時に

 

「あれ…干しぶどう美味しい…

ワインとすごく合うじゃん!

 

と衝撃を受けてからと言うもの、寧ろ干しぶどうが好きになったのだった


そしてそんな頃に、ラム酒とレーズンを合わせたラムレーズンに出会い

 

レーズンは、ラム酒がめちゃめちゃ合う

 

と気付いてからは、ラム酒もレーズンも大好きになっていた

 

そんな経緯があるので、ラム酒、レーズン、チョコレートと言う私が大好物な食べ物が揃った「ラムボール」が、是が非でも食べたくなったのだった

 

 

食べたい食べたい、ラムボールが食べたい!!

 

 

しかし、めんどくさがりな私


ラムボールを、横浜駅まで買いに行く気力体力までは持ち合わせていなかった

 

(※追記: 本文作成時はラムボールを食べたことがなかったが、その数ヶ月後ひょんなことから横浜に行く機会に恵まれ、無事喜久屋のラムボールを食べる事が出来た)

 

食べたいのに食べれない
だったら作ってしまおう

 

 

と言うことで前置きが長くなったが、喜久家の「ラムボール」を自作してみた

 

 

材料(2人分)

 

●生地

卵白  1個分

砂糖  20g

油  12cc

水  12cc

薄力粉  20g

 

ココア 極少量

 

●ラムレーズン

レーズン 適量

ラム酒  適量

因みに、酒好きの私激おすすめラム酒

これは調理の現場でも仕込みで使用していて、プロ御用達

味も香りも私は好きである

 

●コーティング

カカオマス入りチョコレート  30gほど

 

道具

必要な道具

ホイッパーまたはハンドミキサー

ボール

スポンジを焼く型やバッド

クッキングシート

スプーン

あると便利

コーティングしたチョコを置くクーラー

 

バット

わたしおすすめの調理器具やさんは↓。結構そろっているので製菓を作る人にはおすすめ

 

 

作り方

1.下準備

ラムレーズンを作っておく(ラム酒にレーズンを漬けて最低1日以上置く)

オーブンを170度に予熱しておく

コルネを作っておく

 

2.生地を焼く

ボールに卵白を入れて砂糖を振り入れながら、ツノが立つまで泡立てる

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油、水、振るった薄力粉を入れて混ぜ合わる

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型に生地を流し入れ、軽くゆすって平らにし、生地の上にアルミ箔を乗せ(生地に焼き色を付けないようにする)170度のオーブンで20分焼く

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焼き終わったらトントントンと生地を低い位置から落とし、ケーキ―クーラーの上に乗せて粗熱を取る

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上の写真はアルミ箔載せ忘れた

3.ラムボール作成

生地をさいの目に切り、ボールに入れる。ある程度細かく切れば良い

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そこに漬けていたレーズンを入れる(ラム酒は入れない(残っている場合))

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生地が固いペースト状になるまで、根気よく混ぜ合わせていく

 

途中ココアパウダーを入れて、さらに混ぜる

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ココアパウダーは色粉入れる感じでちょっとだけ、色付く程度の色味が欲しいだけなのでちょっと入れればよい

 

固いペースト状になったら

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生地をラップに包み、丸く形成、重さは50gくらいが近い

追記:正式なグラム数は53gであった(2020.3現在)

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4.チョコレートを溶かす

チョコレートをボールに割り入れ、湯煎等で溶かす

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先程丸めた生地をボールに入れ、転がしながらチョコレートをコーティングしていく

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コーティング出来たらバッドの上に脚付きの金網を置き、その上に乗せる

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若しくはバッドの四隅にチョコをちょんちょんと付けていって、上からクッキングシートを載せて固定させたら

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スプーンでクッキングシートにチョコをチョンとたらし、2センチくらいの円になるように伸ばし

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その上にラムボールを載せる

コルネ(チョコペン)を作る

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こういうの

 

5.デコレーション

先ほどのラムボールに、作ったコルネで格子模様をつける。格子は雑でいい

チョコレートが固まったら銀紙に乗せて…

 

完成

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こちらが本家のラムボール

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横浜駅の喜久屋と再現の比較

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上が本家、下が自作

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左が自作、右が本家

写真を合わせてみても色はかなり似ていると思う

 

味の感想、評価、口コミ

再現の方が、若干柔らかい食感だがラム酒の風味やチョコレートの固さや味はいい塩梅、味見た目共に本家に近い出来になっていると思う

 

 このレシピを作成するまで、私は何度も何度も試行錯誤を重ねてやっと本家の味、見た目に近づけることが出来た

もはや執念の味。好きが高じると執念に変わるのか…まあストーカーってそんな感じで出来上がるもんな

 

 

本家に近づけるコツ、ポイントとして

 

●チョコレートはビター(カカオマス入りチョコレートがベスト)を使う

●生地は卵黄を入れずに焼く

色付けにココアパウダーを少量入れる

 

だと個人的には勝手に思っている

 

また、私の今回の生地のレシピでは卵黄を使わないのだが、卵黄が余るの嫌だなって方は調理の現場で働いている方や料理好きな方は知っているかもしれないが、凍結卵白と言うものがあるので(紙パックの入れ物に冷凍された卵白が入っている)それで作ってみるのもおすすめ。卵黄の使い道どうしよう…と悩まなくていいので楽。後数多く作りたい人にも

 

 おまけ

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念願叶って手に入れた、喜久家のラムボール